2011年04月22日

府中家具

 

ワンマン電車.JPG
 

 

 ちょっと風変わりなこの電車は、JR福塩線のワンマン電車です。部分的にバスのような。

 広島県の府中はその昔、婚礼家具の一大産地。日本一を自負する職人が腕を競い合いました。高級家具ならではの彫り物から吟味された材料まで今でも往時を感じさせます。

特筆すべきは吸い付くような桐の引出し。まさに職人芸です。

今のようにスライドレールを使わないので精度がものを言います。引出しの真ん中を持たず端を引いてもすーっと引き出されしまうときはふわっと違う段の引出しが出て来る。その感覚は何とも楽しくつい引いたり閉めたり。たまらない感覚です。

 長らく問屋に卸すばかりで表が見えなかった為気が付くと、婚礼箪笥不要の時代。スライドレール全盛の今、あの職人芸も廃れる一方。

 建築をやっていると時代の流れに乗れず消えゆく技を目の当たりにしますが今日もそれを感じずには居られません。ちょっと違った切り口で、またきちんとした説明をお客さんにすることで徐々に息を吹き返せばとこれから私も頭をひねりたいと思います。

 

 私の今日感じた府中家具

 ・練付材(天然木を薄くスライスしてベニヤに貼った物、高級品です)の柄が吟味されている。

 ・扉の小口の仕上げがよい。

 ・職人芸の引出しを受け継いでいるところもある(きわめて少ないと想像されますが)。

 ・彫り物や象嵌が出来る。(実はなかなか出来るところがない。それを専門にやる職人がいる。)

  これは、これから是非やってみたいですね。

 

 

彫り物.JPG
 
posted by おやじ at 22:41| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 家具 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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