
Photo by Motohashi
この土日は地盤会社に勤め幼なじみでもある友人のMと東日本大震災の被災地である岩手、宮城を見て回りました。
私自身なにもできないので今まで行くことなど考えていませんでしたが、建築に携わるものとして見ておくべきだという彼の言葉に背中を押され覚悟をもって行ってまいりました。
車で東北道を上り一関から一般道で気仙沼へ。
海に近づき地盤レベルの低いところへさしかかると風景は一変し、更地のようになったところに転々と壊れかけた建物があり、片付け途中のがれきが積まれております。車から降りると鼻を突く強い異臭と大量のハエに異常を感じます。
津波がこれほどまでにと思いますが、このあと陸前高田、南三陸町と廻るとその被害があまりに広範囲にわたっていることにかぐぜんとします。
陸前高田では海沿いの建物がほとんど流されておりました。
がれきの整理は場所によってかなり進んでおりますが、
撤去に至るまでにはまだまだ時間が掛かりそうです。
鉄道のレールが途中から無くなっております。
この日の最後は石巻専修大学キャンパス内にある災害ボランティアセンターを尋ねました。
ここではボランティア活動に来られた方々がテントで野宿をする場所を提供しボランティアとしてどこへ何をしに行くのかを斡旋しております。この日も朝1000人ほどが来られたようです。友人のMは社内の有志を募り活動をしたいと考えているようで係の方から説明を受けておりました。ボランティアの方々の丁寧な対応には頭が下がります。
翌日、従兄弟の住む仙台市若林区を見舞い帰路へ向かいました。
仙台駅から来るまで15分ほどの所ですが海から2キロほどの所なので直ぐそこまで津波の被害が有りました。
田んぼが多いその場所は撤去が進まずそのままの状態が放置されているようでした。