2011年04月18日

暖簾

「そこに暖簾でもやって見られたくないような部分は隠したいんだよね。」

インテリアのレイアウトなどをしていると良く出る話なんです。

たいがいは暖簾より違うことを考えた方がよさそうなのですが、今回は暖簾も有るなと思う珍しいパターン。

 

 そうなるとせっせと暖簾を探し始める。あらかた頭に入ったところで一体何が合うのだろうかと立ち止まり自問自答。

 そもそも暖簾とは、日常の必要に迫られて生まれた必需品で大衆にもまれ洒脱な感覚が盛り込まれたものであると思う。看板に近い存在かな。

 

 では今回。

このところブログに何度か登場する築120年の民家で、玄関ホールの隣の部屋と更に隣のキッチンを仕切る引き戸の前にかける。建具の多い家で壁があまりなく絵を掛けるスペースが無い。紺色の暖簾が合うなと思って話をすると暗くなってしまうので茶系から違和感のない赤い系統で花のデザインが良いなぁと言うのが要望。

 

 現在既製品として売っている者の大半はお店用で柄はなく店名のみ。次はお風呂用。男湯、女湯のあれです。個人宅用で気の利いた柄はほとんど無くたまに作家物の素晴らしいのもありますが遠くから見るには柄が細か過ぎる。今回は玄関ホールからも見える可能性が高くその距離6m。

 

 以上より私の稚拙な頭をひねって出した回答がこれです。

日本古来の花ではなく、誰でも知っている花であり、模様にまで抽象化しないが有る程度記号化する。単色で軽快でありながら、エネルギーを感じるポップアートのようなもの。玄関ホールに立つお客さんから見ても楽しい物となる。そうありたいと思いデザインしました。

 所詮は畑違いなので上手には行きませんが珍しい仕事なので書き留めました。

 

 写真は原案とそれを原寸に打ち出した物でうちの扉の前に貼ってみたところです。現場とは違います。

 

 

暖簾.JPG

暖簾原画.JPG
 
ラベル:暖簾
posted by おやじ at 16:23| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | インテリア小物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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